鉱工業生産指数(Industrial Production Index)
発表機関 FRB
統計時期 月次
発表時期 翌月14-17日(中旬頃)
ポイント
製造業部門の生産動向を指数化したもの。景気全般との関係は深い。
詳細
鉱工業部門の生産動向を指数化したもの。景気全般との関係が深いが、GPDと比較して、振幅が激しい。GDPが四半期毎の発表なのに対し、毎月発表されるため、景気実態を把握する際の先行指標として注目される。また、当該月の鉱工業生産指数が発表された時点で過去3ヶ月分のデータが改訂され、当該月の数字と一緒に発表さる。
注目点
米経済に占める製造業の割合は2割程度であるが、景気循環の始まりは製造業部門であるため、注意が必要。特に、自動車等の耐久財のウェイトが大きい。同時に発表される設備稼働率(Capacity Utilization)も設備投資・インフレの先行指標として重要。稼働率が上昇すると設備の不足感が高まるため設備投資に対する先行性がある。一般に、稼働率が83%を超えると投資が活発化すると言われる。また、景気回復初期段階では、稼働率上昇が物価安定要因となるため、インフレ指標としても参考になる。
その他経済指標のリンク
・ISM製造業指数
・NY連銀指数
・シカゴ購買部協会指数
・フィラデルフィア連銀指数
・ミシガン大消費者信頼感指数
・住宅着工件数
・失業率(雇用統計)
・実質GDP(前期比年率)
・小売売上高(前月比)
・消費者物価指数(前月比/コア)
・生産者物価指数(前月比)
・耐久財受注
・貿易収支
・鉱工業生産(前月比)
・非農業部門雇用者数(雇用統計)